棟方志功と青森
棟方志功画伯ゆかりの場所をご紹介します。

善知鳥神社(うとうじんじゃ)
 棟方志功は明治36年9月5日青森市大町1番戸(現:青森市安方2丁目)で刃物鍛冶職棟方幸吉・さだの三男として生まれました。その後引っ越しましたが、そのどちらからも近かったのが善知鳥神社で、少年棟方志功の格好の遊び場でした。
 善知鳥神社は、かつて善知鳥村と呼ばれた青森市発祥の地と言われていますが、棟方志功の子供時代はここで育まれ、また27歳のとき結婚式を挙げたところでもありました

善知鳥神社(うとうじんじゃ)
合浦公園(がっぽこうえん)
 合浦公園は青森市にある海に面した公園で、砂浜に緑の松が映え夏にはハマナスの花が咲く市民の憩いの場になっています。棟方志功は絵を始めた頃からこの公園へ通い、スケッチをしていました。棟方志功にとっては思い出深い場所で、帝展に初めて出品した油絵も「合浦池畔」という作品でした。
合浦公園(がっぽこうえん)
八甲田山・睡蓮沼(はっこうださん・すいれんぬま)
 八甲田山は青森市の後背部に位置する連山の総称で、四季折々の表情を見せる山並みは青森市民には心の山であり、棟方志功にとっても同様であったでしょう。画伯は例年八甲田山中にある酸ヶ湯温泉で夏を過ごし「山頂に登ると日本の国幅が見える「北の屋根」になっているのが八甲田山だ」と述べて思い入れの強さを表しています。
八甲田山・睡蓮沼(はっこうださん・すいれんぬま)
三内霊園・静眠ひ(さんないれいえん・せいみんひ)
 三内霊園は今注目を浴びている「三内丸山遺跡」に程近い所にあり、せいみんひと名付けられた棟方志功の墓が建てられています。
 せいみんひというのは「静かに眠っている場所」と言う意味で棟方志功自身が命名しました。形は尊敬するゴッホの墓の形に似せ、「驚異モ歓喜モマシテ悲愛ヲ盡シ得ス」という言葉を入れた板画をブロンズにしてはめ込んでいます。

三内霊園・静眠ひ(さんないれいえん・せいみんひ)
HOME 棟方志功を知る 棟方志功記念館